こんばんは。
昨日、一昨日と仕事の忙しさが半端じゃなかった。
そんな時も音楽を聴くことは欠かさず、特にHipHopはそういう時こそ私のアドレナリン分泌を刺激してくれる。
今日紹介する曲は、
「終わりなき道」- STICKY
(YouTubeに曲があったので貼っておく。)
2009年発売のアルバム「WHERE'S MY MONEY」に収録。
SEEDAやNORIKIYOを知っている方はもちろんSTICKYも知っていると思う。
神奈川県川崎市出身で、SEEDAと同じくSCARSのメンバーでもある。
淡々としたラップであるが、一節一節が重く、核心をついてくる。
STICKYの作品の多くは、金やストリートでのトラブル、情緒を唄った内容が多く、HipHopを聴かない人が初めて聴くと、もしかしたらネガティブな印象を持ってしまうかもしれないが、ネガティブな中にも前向きさがあり、その前向きさがSTICKYの魅力なんだと思う。
私の生活からは到底想像のつかないトラブルを潜り抜けてきているのだろうし、そのことを想像して聴くと尚のこと、言葉に重みを感じるし、前向きさを感じられる。
そんなSTICKYの数ある楽曲の中から私が特に好きなのが、今回紹介する「終わりなき道」である。
この曲ではSTICKYの実体験であろう内容、かつその時にどのように考えたかが綴られている。悔しさを感じ葛藤しながらも諦めずに前進するという前向きな想いが感じられる曲である。
私が特に好きなバースが
「今に見てろよ見返すから 胸にしまったその一言 余裕ぶってても影で努力 やりたいことあったけどとりあえずこなした目の前の仕事 日々の生活に追われ 疲れた体で踏み出した一歩」
からの
「前へ前へ苦しみも壁も乗り越え 前へ前へつまずき遠回り 曲げない意志 広がる道 クソみてえな人生でも枝分かれした道 その先が幸せであってくれ」
である。
普遍的な生活をしていないであろうSTICKYというラッパーが、誰しもが感じるような感情や感覚を曲にしているということがかっこいいし、こういうことを曲にして聴かせてくれという内容を曲にしてくれたという感じである。
生き様をこんなにストレートに表現されるとストレートにリスナーにも伝わるし、日々を自分らしく生き抜こうと思う。
この曲を聴いたことがある人には改めて聴いてほしい。(特にSCARS全盛期を聴いていた30代くらいの世代で、この曲を忘れている人がいたら改めて聴いてみて!)
また、この曲はおろかSTICKYすら知らないという方にも聴いてもらいたい。
日々を懸命に生きている人にはばっちりハマる曲だと思う。
最後に、私のApple MusicでSTICKYの曲(私的に好きな曲)をまとめたプレイリストもあるので、興味がある方は是非チェックしてほしい。↓
以上。