こんにちは。
連日、ニュースは新型コロナウイルスの関連情報で持ち切り。
感染者数、重症者数、死亡者数、感染症に関する法改正などの報道。
国民の恐怖心を煽る、そして、国民の動きを厳しく取り締まる、そこに罰金も設ける…
様々な陰謀論も飛び交い、誰かの利権のため”意図的にばらまかれたウイルス”など、本当にあり得そうな噂も様々。
たくさんの情報に翻弄されそうになるけれど、情報過多だからこそ、自分の芯を強くもって、常に自分自身を強く保つことが重要だと思う。
こんなご時世だからこそ特に。
いわば「Stay Strong」。
これがどんな時代でも、どんな環境でも重要なことだと思う。
今日はそんなStrong StyleをHipHopという形で提示しているMC/TrackMakerの
MASS-HOLEの1st Album 「PAReDE」を紹介する。
MASS-HOLEは長野県松本市がHood。「MEDULLA」の一員であり、麒麟示とのユニット「KINGPINZ」としても活動。また、DJ BLACKASS名義としても活動している。
数々のRapperにTrack提供しているが、そのどれもHard、そしてChill。
ハズレなしの音ばかりだ。
長野県といえば、オレの地元新潟県と同じく、”雪国”である。
そんな豪雪、極寒地帯から生み出された作品だからか、MASS-HOLEの作品は雪景色にばっちりハマる作品が多いように感じる。
特に今回紹介する「PAReDE」はドカ雪の景色にハマりすぎる。
ドカ雪に負けない4輪駆動車のような強度。吹雪に負けない鉄骨のような強度。
「PAReDE」はそんなAlbum。
Albumを聴き終えると、まるで自分が強くなったかのように錯覚する。
そんなAlbumで特に好きな曲を今日は紹介する。
〇「tag」
3曲目に収録。
ハードなTrackにハードなRap。ガチ黒。オカマ野郎ばかりのヒヨったHipHopシーンへの宣戦布告といった感じ。特に好きなラインが「マジ9割がダサい 1割がダチ」。
MASS-HOLE自身が認めるもの以外はHipHopじゃないと言わんばかりの曲だ。
〇「smooth criminal」
7曲目に収録。
「オレのMusicは死なない むしろPopをめった刺すBoogie」がオレの中ではパンチライン。HipHopの解釈はリスナーもプレイヤーもそれぞれだが、この曲でもMASS-HOLE自身が認めるもの以外はHipHopじゃないという信念が感じ取れる。
〇「brother's keeper feat. 仙人掌」
11曲目に収録。
MASS-HOLEの言う1割のダチのうちの1人”仙人掌”が客演。
これぞDog Music。これぞMen's World。
かつてMICROPHONE PAGERが当時のHipHopシーンにぶちかましたかのようなStrong Styleを感じる。
〇「authentic city feat. yuksta-ill」
13曲目に収録。
ここでも1割のダチのうちの1人が客演。YUKSTA-ILL。
Soldier Music。Yes sir!と言いたくなるような曲。
YUKSTA-ILLというSpittaのたたきこんでくるようなRapがたまらない。
〇「dlop」
14曲目に収録。GRADIS NICEのTrackにCHIYORIがChorusで参加。
雪道のCruseにハマり過ぎる。
Cruseと言ったら、浜辺というイメージが強いかもしれないが、この曲が一番合うのは雪の景色と言っても過言でもない。
〇「we all」
15曲目に収録。このAlbumで一番好き。
ONE-LAWのTrackも最高。MASS-HOLEのRapもベストマッチ。
「人は弱い だが知ることは強い」
「Rapperならダサくなる前に射殺」
「ダチとは吸いたい 女とは飲みたい」
このラインは最高。こんなこと言ってみたい。まるで映画のセリフのようなラインだ。
以上、さっと好きな曲を紹介したが、1枚全部聴き終えると、まるで良質な映画1本を観終えた後の感覚に近いものを感じることができる。
そして、前述した通り、まるで自分が強くなったかのように錯覚してしまう。
発売から約6年が経過するが、毎年冬になると聴いてしまう。
時が経っても廃れないAlbum。それが「PAReDE」。
10年後も聴いている自分が想像できる。
最後に、そんなMASS-HOLEが来る2月27日にNew Album「ze belle」をDropする。
先行でISSUGIとの「82dogs」が配信されているが、既にヤバい臭いがプンプンする。
82年式の方々は本当にセンスの塊だ。
是非New Album、そして「PAReDE」を皆さんにもチェックしてほしい。
本物のHipHopを体感するのならMASS-HOLEを聴くことが間違いない。