HipHopは人生の教訓

HipHopという素晴らしき教材の広報活動および自分のこと少し語るブログです。

監獄ラッパー/B.I.G. JOE

 

こんにちは。

久々のブログ投稿。

時々このブログを読んでくれている方がいるようで、その方々にはとても感謝しています。

昨年は2回しか投稿できていませんでした。

仕事とプライベートで日々忙しく、なかなかブログ投稿に時間を割くことができませんでした。

ただ、それは言い訳に過ぎないかなという部分もあり、本当は怠惰な自分がいて、ブログ投稿を面倒に感じていただけかもしれません。

日々忙しいことに嘘はありませんが、日々は充実しており、昨年の5月に新型コロナウイルスが第5類の感染症に引き下げになってからは友人たちとの交流が盛んになり、2023年は実りある年になった感覚があります。

 

久々の投稿ですが、今回は曲ではなく、あるアーティストの著書をを紹介したいと思います。

 

今回は、以前投稿したことがあるアーティスト、B.I.G. JOE氏の、

「監獄ラッパー」を紹介したいと思います。

 

監獄ラッパー / B.I.G. JOE

言わずと知れた、北海道出身、日本を代表するリビングレジェンドであるB.I.G. JOE氏が、2011年にリットーミュージックより刊行した「監獄ラッパー」。

現在は廃版になっており、ネットオークション等で高値で売買されている。

2014年には文庫本としても刊行され、そちらも現在はほとんど中古やネットオークションじゃないと購入できない状況。

最近、この本の朗読を、B.I.G. JOE氏本人が、自身のYouTubeチャンネルで配信されています。

私は、この本の存在は知っていましたが、読んだことはなく、YouTubeで初めてこの内容を知ることができました。

6年間のオーストラリア刑務所での獄中記。そこでの生活ぶりや、獄中からの音源リリースについて綴られて(YouTubeでは語られて)います。

最近はとにかく毎日聴いてしまっています。出勤時、家事をしている最中、ランニング中、筋トレ中などなど、様々な場面でこの朗読を再生しています。

B.I.G. JOE氏の渋い声、そして、聴きとりやすい発声と心地よい抑揚、その描写に合わせた効果音やBGM。これらの要素が非常にバランスが良く、聴き始めると聴き入ってしまいます。そして、B.I.G. JOE氏が体験した情景が、まるで自分が体験していたかのように浮かんできます。

B.I.G. JOE氏が体験したことは誰でも体験できることではないですし、その体験から得られた経験値を、YouTubeで無料で聴けるなんて、こんなにありがたいことはないと思います。

この朗読を聴いてしまっている1番の理由は、何より、”勉強になる・教訓になる”ということです。

この朗読はまだ全編配信終了しておらず、途中までとなっており、あまりにもその先が知りた過ぎて、ネットで現物を探し、購入してしまいました。

とにかく面白い。そんじょそこらの伝記より、自己啓発本より100倍は面白い。これが率直な感想ですが、具体的には、

●ジェイルで生きるための10の戒め

●ザ・犯罪学

が非常に勉強になるし、かなり人間とか社会の核心をついていると思います。

 

まず、”ジェイルで生きるための10の戒め”について。この動画の内容を聴いてもらえると良いです。

youtu.be

B.I.G. JOE氏が監獄の中での生活で体得した十戒

本人も言うように、これは監獄の中だけでなく、一般的な社会生活にも当てはめて考えることができると思います。

個人的には、特に

・1つ目の「自分の運命を受け入れろ」

・5つ目の「他人に期待しすぎるべからず」

が非常に教訓になります。

どっちも当たり前のこともかもしれない。ただ、そんな当たり前のことができない人が大半だと思います。

例えば、自分の身の回りで起きる不遇の出来事、会社での理不尽だと感じる出来事、予期せぬイレギュラーな出来事、これらの出来事を受け入れることができずに、「なんで自分ばかり」などと考えて、苛立ったり、悲観したり、中には精神的に病んでしまう人もいます。自分自身もそんなことがよくあるというのが正直なところです。一喜一憂して、その乱高下に疲弊する。

それは運命や境遇を受け入れていないから。受け入れて初めてわかる視点や、初めて見ることのできる景色があるのに、「こんなはずじゃない」と、その先の可能性も含めて遮断し、現実という今に盲目になる。

運命を受け入れろということは簡単なようで、本当に難しいことだと思います。

それを、B.I.G. JOE氏は、通常では考えられない境遇の中で受け入れ、前向きな視点を体得している。

他人に期待しすぎないということに関してもまさしくそうだと思います。相手に、周囲に期待しているのは自分自身であって、”期待させられる”のではない。期待をもてるようなことを言われて、期待するもしないも自分の意思によるものだから。

ここで、期待するという選択肢をとった時、自分の思い描く結果に至らなかった時、相手に怒りを抱き、時には恨み、時には人間関係が破綻する。自分で勝手に期待したにも関わらず、その期待に沿えない結果の矛先は外側に向く。これこそ矛盾であり、理不尽である。

この戒めをB.I.G. JOE氏から教えていただいて(勝手に)からは、少し気楽になった気がするし、以前抱えていたストレスが軽減した気がします。

人間関係等で苦しむ場合、是非この戒めを思い出し、自分の行動指針にすると良いと思います。

これを苦境の中で体得したB.I.G. JOE氏は本当にリスペクトです。

 

そして、もう1つ、個人的にこちら(ザ・犯罪学)も興味深い内容になっています。

youtu.be

これは社会、犯罪の核心をついている内容だと思います。

とくに薬物等による犯罪においては、被害者無き犯罪であることが多く、正直、そこまで重たい罪を課せられる必要があるのか?と思う部分があります。

違法薬物による被害より、アルコールという合法薬物の被害の方がよっぽど大きいというこはあまり世間一般的には認知されていないし、最近では市販薬によるODなんかも社会問題になっています。合法、非合法に関わらず、”何故そのような過ちを犯してしまったのか”という背景に目を向けない限り、根本的な犯罪の減少に至らないということは犯罪の核心だと思います。

人間は皆平等というが、本当にそうだったとしたら、犯罪者を排他するのではなく、犯罪を犯さなくても生きていける方法を教えるべき。

殺人等、人の命に係わる犯罪に関して、勿論肯定はしませんが、仮に自分の家族が他者から身体的、精神的に大きな傷を負わされた時、相手に殺意が芽生えることがないだろうか?そして、自分がそうなった時に、その殺意を冷静に抑えることはできるだろうか?

そう考えると、誰しも犯罪を犯す可能性というのはあるのかもしれないと思います。

B.I.G. JOE氏が言うように、排他されたら、自分を排他した社会を恨む人が大半だと思いますし、排他される際に刻まれるスティグマやデジタルタトゥーを払拭することは容易ではありません。

私はソーシャルワーカーの仕事をしていますが、仕事をしていてつくづくそう思います。

社会は優しいという謳いながら、非常に冷血。

社会が犯罪者を作り出すと言って過言ではありません。

犯罪とは異なる類かもしれませんが、精神障害だってそうです。精神障害者は、社会から受け入れられにくく、白い目で見られてしまうことが少なくありません。

勿論精神障害は遺伝等の要因もあると思いますが、社会が作り出している側面も少なからずあると思います。うつ病や、うつ病重篤になって自死に至るなんてケースは社会が全く関係していないとは言えないと思います。

 

アメリカでは、「ピアスペシャリスト」と呼ばれる職業があるようです。自身のリカバリーの体験を生かし、リカバリー途上にある人を支援する職業。

この概念は非常に素晴らしいと思います。

ピアスペシャリストは障害福祉に主にスポットが当てられた職業だと思いますが、私としては犯罪もある意味、”前科”という名の障害になってしまうのではないかと思います。前科があると、当人は更生したにも、社会がそれを受け入れない。これでは更生したかいがありませんし、再度犯罪に考えが及ぶ心理状態に至ることもわからなくありません。

犯罪に至ってしまった心境や経緯、犯罪を誘発してしまう環境、ましてや犯罪という方法を取るしか選択肢がなかった人達の経過には目を向けられないことが大半だですが、本当はその経過の中に犯罪防止のヒントがあるのではないかと思います。

B.I.G. JOE氏はそれを、犯罪者の方にも、犯罪を犯す可能性がある全人類にも、その身をもって経験したことから教えてくれているのだと思います。その意味では、B.I.G. JOE氏はラッパーであり、ピアスペシャリストでもあると思います。

犯罪から足を洗い、現在はラッパーとして、その曲でリスナーを奮起、感動させ、現在は飲食店も経営し、奥様と娘様方と幸せな家庭を築いている。

こんな人が語ってくれる話は、教訓以外のなにものでもないと思います。

 

私の好きな歴史上の人物で、フィリップ・ピネル(フランス)という方がいます。

18世紀のフランスにおいて、迫害や処罰の対象となっていた精神障害者達を牢獄で鎖につながれていた状態から解放し、心理療法など人道的な治療で精神障害者達を救った人物です。精神保健福祉における救世主であり、その時代における精神保健福祉のなかで革新的なアクションだったのではないかと思います。

私からするとB.I.G. JOE氏はまさしくそんなピネルと同じ救世主だと思います。

この獄中記で、そして、B.I.G. JOE氏の曲で、助けられる人はたくさんいると思います。獄中で生活する方々、獄中に居なくても生きづらさを感じている方々、前科をもっている方々、そして、私のようなすぐに心が折れてしまう人など。

B.I.G. JOE氏のような人がもっと世の中に多くなれば、本当の意味で世の中はもっと良くなるのに、、と思います。

だからこそ、こんな素敵な教訓を大事にしていきたいです。

 

是非、皆さんにも、この動画を観て、聴いていただき、そして、現物である著書の方も読んでほしいと思います。

この獄中記を知ったうえで、B.I.G. JOE氏の曲を聴くと、言葉の重みが尋常ではないことがわかります。

獄中から発表された、「LOST DOPE」や「COME CLEAN」は勿論名盤中の名盤で必聴の作品ですが、個人的にはこの獄中記を読んだ後に改めて聴いてクラったのが、

One Love Pt.2」です。

www.bigboytoyz.jp

Almost Dawn / One Love, Pt. 2

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獄中記でB.I.G. JOE氏の軌跡を知ったうえで聴くことをおすすめします。また、その逆も然りです。

これぞラッパーの最高峰。逆境や苦行など、どんな経験もポジティブなエネルギーに変えて発信する。本当にリスペクトです。

 

本日はこの辺で終わりにしたいと思います。

読んでくれた方、ありがとうございます。

今後も不定期で更新いたしますので、よろしくお願いします。

 

祈り/Welcome Back / OMSB

 

こんにちは。

 

先日は久々のブログを投稿しました。

 

HipHopという音楽ジャンル、そのアーティストから学べる人生教訓について、少しでも多くの人に知っていただきたく、このブログを始めましたが、先日をブログを書いてみて改めて思ったことは、曲の良さを書くことは勿論ですが、その曲を聴いて、自分の感じたこと、現在の自分の心境を綴ることで、自分の内心がアウトプットされ、そして、可視化でき、心の整理ができるということにも気が付きました。

 

そんなこともあり、今日も自身の心境の整理も兼ねてブログを書きたくなり、投稿に至ります。

 

本日紹介する曲は、

「祈り/Welcome Back」/ OMSB

です。

「ALONE」/ OMSB(2022年)

昨年の5月に発売された、OMSB氏のフルアルバム「ALONE」収録の1曲目が「祈り/Welcome Back」となります。

約7年ぶりのフルアルバムということで、昨年春の発売時はかなりテンションが上がってしまいました。

今回紹介する曲以外にも、他にも「Nowhere」や「波の歌」、「大衆」など良曲尽くしの神アルバムですが、個人的には1曲目の「祈り/Welcome Back」が1番心に刺さったので、今回紹介させていただくことにしました。

 

OMSB氏自身、前回の「Think Good」(2015年) 以降、結婚や、子供ができるなど様々な環境の変化があったようですが、そのような変化があってか、非常に優しい印象を受ける曲が多いアルバムに感じました。

ただ、この1曲目には、以前紹介した、上記過去アルバムの収録曲でもある「Think Good」と同様の勢いや強さも感じられます。

 

そんな曲の私の好きなOMSB氏のバースがこちらです。

 

「体が覚えて心が離れる 新手のスキルを模索しすぎてどこに行っちまったのかも全然分からねえ 別に良かったんだ 俺のままで」

 

「後ろに居たいのに強い承認欲求 裏表 半か丁 コイントス どっちかにふりきるっきゃねぇってことだな 喉から手が出るほどの成功 どうせ迷路 俺のペースで歩いていこう」

 

すごく刺さるバースです。

 

初めてこの曲を聴いた時、自分の状況、心境に当てはめて、心をぐっと掴まれた感覚を覚えています。

アルバム発売当時の私は、まだまだ、”多忙がかっこいい”、”仕事をしない者は恥ずかしき者”、”この界隈で有名になってやろう”といった考えが抜けきれておらず、今よりも仕事に重きを置いた生活をしていました。

そのおかげで、自分の時間や家族との時間はほとんどなく、心の余裕もなく、今振り返ると、毎日強張った顔か、能面のような顔をしていたと思います。

最近自分の顔を鏡で見ると、随分やわらかい表情になったなと感じますが、おそらく逆で、これまでが固い表情になっていたんだと思います。

近年はインターネットの普及などから社会や周囲の環境の変化するスピードは恐ろしいほど速く、成長意欲のある企業や会社に勤めていると、”もっともっと”、”早く早く”というのが常態化しているように感じますし、それが一般化されてきている傾向もあるように感じます。

ただ、その流れは、あくまで社会の流れであり、本来そこに乗らなくても、自分のペースで生きていけるはずです。むしろ、その流れに乗り過ぎたせいで、我を見失い、行きつく先は精神疾患、あげくは自殺を図るなど、たった1度の人生を見誤ることもあるのではないかと思います。

まさしく私自身も、以前のように自分の感情に蓋をして、身を粉にしていたら、そのような人生になっていたかもしれません。

 

OMSB氏は、何もそこまでのことを言いたいわけではないかと思いますが、OMSB氏自身の葛藤(おそらく現行HipHopのメインストリームとご自身の思うHipHopの違いや、ご家庭があるため、商業的な面を考慮したくなくても頭に浮かぶなど)を経て、本来の自己を受け入れるに至ったという経過が詰まった曲となっているのではないかと考察します。

OMSB氏は「ALONE」発売当時のインタビュー(【インタビュー】OMSB 『ALONE』 | 自分の考えることは完全に自分一人のもの - FNMNL (フェノメナル))で、このようなコメントを残していました。(以下引用)

”例えばメインストリームみたいなヒップホップとか、アンダーグラウンドのヒップホップ、どちらにも居られてない気がして、それが美味しいと思ったりもしたんだけど、「俺はどこ行っても孤立してる気がする」っていう気持ちは昔から漠然とあって、「そのことについてならいっぱい歌えるかもな」って思ったところから広げてみた感じですね。一人じゃなくても寂しいし、人といる時のほうが疎外感をむしろ感じたりするし。でも、それを楽しめてる時もあるし。」”

 

この記事を読んだ時、これこそ本当の自己肯定感だと思いました。

ありのままの自分を受容した時に、初めてその先が見える。

無いものねだりではなく、足るを知り、その時の自分そのものを武器にしていく。

これがオリジナリティだと思います。

極めつけが、このコメントです。

”誰かといても、自分の考えることは完全に自分一人のものだなって思って。”

 

めちゃくちゃかっこいいです。まさしくそうです。

このコメントに、巷の自己啓発本を読むより、何倍もの価値を感じます。

 

「ALONE」は孤独や孤立を意味する言葉ですが、本日紹介した「祈り/Welcome Back」やインタビュー記事を読むと、言葉が意味する寂しい印象より、むしろ強さを感じるのではないでしょうか。

 

OMSB氏のこの生き様や思考を教訓に、私も、より自分らしく、自分とい存在を確立し、地位や権威にこだわらず、したたかに強く生きていきたいと思いました。

 

今回紹介した「祈り/Welcome Back」、そして、アルバム「ALONE」を聴いたことがない方には是非聴いていただきたいと思います。

特に逆境に立ち向かっている方や、本来の自分を取り戻したいと考えている状況の方には、マストな曲、アルバムになっています。

 

本日はこれくらいで終わりにしたいと思います。

また、不定期でブログ投稿していきます。

 

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風を切って / NORIKIYO & 田我流

すごく久しぶりの投稿です。

 

2年ぶりくらいの投稿ですが、この2年で様々な出来事があり、転職し、ようやく多忙から抜け出し、自由な時間が増えた私でございます。

 

2年前は中間管理職と呼ばれる職務に就いていましたが、当時の私は、

「多忙」=「かっこいい」という思考に加えて、「あの人は自分を犠牲にしてすごく頑張っている」とか、「あの人がいないとこの会社は回らない」と思われたいという承認欲求マックスの思考回路で自分をつき動かしていました。

気付けば3日間ほぼ家に帰らずに仕事をしていることもありました。

自分の会社からの承認を満たすため働き続け、今思えばそれに見合わない給料、そして家族との時間が減る一方の日々、、、

いつしか私は、All or Nothingの思考(いわゆる、べき思考)マックスとなり、社員や友人、そして家族にまで、その思考を押し付けてしまう状態になっていました。

 

そんな中で得た経験も少なからずありましたが、今になれば、何故そんなにも仕事に執着していたのか不思議です。

今はそんな状況、というか、そんな自分を破壊し、仕事はほどほどに、自分や家族の時間を大事に、緩やかにしなやかに生きることを心得として日々を過ごしています。

 

収入は以前に比べて減りましたが、幸福感は以前に比べて増しています。

 

そんな日々の中で、改めて音楽は素晴らしい、というかHipHopは素晴らしいと感じています。

偉人の名言の本を読むことも勉強や教訓になりますが、HipHopはもっと日々にフィットして心に突き刺さる、心を動かすものがあります。

 

久々に自分のBlogにログインしたら、奇跡的にも1日1人くらいは閲覧して下さってることがわかり、改めて今の心境や状況、そしておすすめしたい曲の紹介をしようと思い、投稿に至りました。

今後も、少なからず、例え1人でも、このBlogを読んで、HipHopの良さや、紹介するアーティストの方や曲の素晴らしさを知っていただければ幸いです。

Blogは呑気に不定期で、思い立った時に更新したいと思います。

 

さて、久々の投稿の今回は、

先日配信開始されたばかりの、

風を切って / NORIKIYO & 田我流

を紹介させていただきます。

f:id:hiphophajinseinokyoukun:20230316180858j:image

まず、このお二方という組み合わせ、trackはBACH LOGICと、クレジット見ただけでもテンションが上がります。

 

NORIKIYOさん、色々あったと思いますが、それを超えてのこの曲、

深みが増しています。

特にNORIKIYOさんのこのリリックにもっていかれました。

じゃせめて一個持って胸張れたらそれでいいっしょ

通り過ぎた過去は多分もうバックミラー

見るよりこう言いてえ「Just begun」

 

最高に尽きます。

自分に勝手に照らし合わせて、超絶前向きになれるラインです。

過去にとらわれると、後悔というネガティブ感情が強くなりますが、過去は過去と割り切り、今を生きる。そして、それが未来につながる。

今の自分を受容することができる、素晴らしいラインですね。

 

本当にありがとうございます。

と、勝手に言わせていただきます。

 

そして、田我流さんも、素晴らしいラインがありますので紹介します。

昔なりたかったすごい男

今はありたい気楽な男

よく言う金じゃ買えない物

心のファインダーでそれ追う男

 

心のファインダー、、、

素晴らしき表現力で優しく私の心に突き刺さして下さいました。

まさしく今を生きるということを体現している田我流さんが歌うと説得力が半端じゃないです。

 

過去はいくら後悔しても、考え直しても戻ることはないですが、ついふとした時に考えてしまうものだと思います。

ただ、やはり過去にはもう戻れないことには変わりがないので、考えてネガティブになることは自分にとって有効ではないことだと思います。

それなら、過去は良い経験だったと心に刻み、今に集中する、今を楽しむ、そして、未来にすすんでいく。

風を切って、という具合に。

 

 

 

最後勝手にカッコつけてすいません。

 

配信されたばかりの今の私にドンピシャのこの良曲。

是非もっと世の皆さんに認知されてほしいと思います。

 

本日は以上に致します。

また不定期で更新致しますので、過去の内容含め読んでいただければ幸いです。

 

風を切って / NORIKIYO & 田我流

https://music.apple.com/jp/album/%E9%A2%A8%E3%82%92%E5%88%87%E3%81%A3%E3%81%A6/1669470929?i=1669470944

久々の投稿 / 最近聴いている曲

 

こんにちは。

 

久々のブログ投稿。

 

何故ブログ投稿が途絶えていたか?

理由は仕事があまりに多忙過ぎて家にいる時間も少なく、家にいてもやることがあり過ぎてブログを書くことに行きつかなかったからだ。

 

前回の投稿から約1か月とちょっとくらいだろうか?

この間、とにかく忙しかった。会社に泊まり込んでほぼ寝ずに仕事した日もあった。

自分でも言うのもなんだけれど、とにかくオーバーワーク過ぎる。

管理職という立場として、本来、「これはオレがやらなければいけないのか?」という仕事まで会社の運営陣からどんどん仕事を任される。勿論無理なものは無理と断っている。それでも鬼のような仕事量だと思う。1人何役もこなさなければいけない。本来オレの管轄ではない仕事まで回ってくる。異常だと思う。

この状況が作りだされた原因は「人材」も「人財」もいないということだと思う。

 

管理職としてそれなりの対価は貰っている。それでも正直言わせてもらえば、今の仕事量には到底合わない対価だと思う。

そして、何より「時間」という、お金で買うことのできない貴重なものをどんどん失ってしまっていると思う。

 

最近思う。「果たしてこれでいいのか?」と。

当初管理職になりたての頃は、部下と一緒に良い職場環境を作ろうとか思っていた。

でも現実そう甘くはなかった。レギュラーより圧倒的にイレギュラーなことの方が多いし、自分自身のキャパシティが狭いこともあって、うまくいかないことが多い。

ここでくじけず諦めないことが本来は大事かもしれないけれど、今はそんな綺麗事もオレの口からは出てこない。それくらい疲労困憊してしまった。

そして、何より、先日仕事のストレスを家庭で爆発させてしまい、家族全員で大喧嘩になってしまった。(これについては非常に反省している。妻も子供も泣かせてしまった。)尚且つ、よく眠れないという状況まで招いてしまっている。

 

人生1回と考えた時に、この生活状況を今後も続けていくことにメリットをほとんど感じない。そろそろ決断の時だと思っている。

このまま「社畜」として自分の神経をすり減らして生きていくか、もう少し自分を楽にさせてあげるか。

今の現状を楽観視できればそれで解決できることなのかもしれないが、オレのマインドをそこまでもっていくにしても最低あと5年はかかると思う。

だったら今の会社を辞める。そんな選択をしてもいいんじゃないか?最近そんな風に思う。

 

こんな心情で過ごす日々の中、やはりオレは音楽に救われている・

全く音楽を聴く気になれない日も多々あったけれど、最近は朝と夜の隙間時間に音楽を聴くことで、力をもらい、そして、癒され、日々を乗り越えることができていると思う。

今日はそんな音楽の中で、最近特に気に入って聴いている曲を紹介しようと思う。

 

〇「incident feat.JAGGLA」 / KID FRESINO

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incident (feat. JAGGLA)

incident (feat. JAGGLA)

  • KID FRESINO
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

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youtu.be

 

今年発売のアルバム「20,Stop it.」に収録。

まさかの客演にJAGGLA。意外なコラボだと思ったけれど、聴いてみたら半端じゃなくマッチしていた。というかJAGGLAのリリシズムが素敵だと思った。普段のガチストリート感全快ではなく、この曲の雰囲気に合わせたリリック。

日々の仕で疲労困憊したオレの心にグサグサと刺さりまくった。家族と喧嘩して反省モードになった時も。

特に刺さるのがJAGGLAのこのリリック↓↓

「引くに引けない 走り出した夜 全部が足りない 満たされた時の心知りたい」

「これからのこと考えるの恐怖 大丈夫 ただ退屈との勝負 長いストローク 難しいのは自分が自分であること 最初の角から出直そう マイクチェックワンツー」

 

JAGGLA、完全にリリシストだと思う。あの厳つい成りで。これこそHip Hopだと思う。

それでもって、リリシストでありながら、こんな一般庶民にも刺さるリリックだってことが素敵だと思う。

この曲は最近毎日聴いている。間違いなくオレの人生の中でのクラシックだ。

 

 

〇「Reset feat. EMI MARIA」/ JAGGLA

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Reset (feat. EMI MARIA)

Reset (feat. EMI MARIA)

  • JAGGLA
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

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前記のJAGGLA関連曲で、次はJAGGLA自身のアルバム「蜃気楼」に収録のこの曲。

EMI MARIAのHookが最高なのは勿論だけど、ここでもJAGGLAのリリックがオレに刺さってきた。というか完全にJAGGLAにハマってしまった。

「もつれた糸が切ればほどける 空のグラス ”空”何で満たせる 狂ったように重ねるベッド オレはまだ押したくないリセット」

「誰かが得意げに見せびらかすCashほど意味がない ほら自慢気に連れてまわるBitchはアクセにもなりゃしない」

「昨日の敵は今日の味方 その逆も噛みしめる時がある」

 

やっぱりリリシスだと思う。ただのストリート・ハスリング自慢じゃなくメンタリティを綴るリリック。かなりのキレ者じゃないとこんなリリックは紡ぎだせないと思う。

とは言ってもやはりストリートでの経験から紡ぎだされるリリックでもまると思うし、こういうのがリアルだと思う。

JAGGLAがこのリリックを綴った心情は、もちろんオレみたいな一般庶民の心情とは程遠いものだとは思う。それでもこんな一般庶民にも刺さる。

 

やっぱりHip  Hopは素晴らしい。空想の理想論を歌うのではなく、現実の中で直面して感じた経験を歌うから、こんなに突き刺さる。

 

オレもリセットボタンはまだ押したくない気持ちもある。けど、一度リセットしないと自分を見失いそうで怖い。

 

今はターニングポイントなんだろう。

そう受け止めて、今の現状を真摯に受け止めて打開策を考えていこうと思う。

 

今のオレの心情に近い人がいたら、是非今日紹介した2曲を聴いてほしい。

きっと心に響くと思う。

 

今後もJAGGLAの曲はチェックしていきたい。

個人的にはDJ BEERT & Jazzadocumentのアルバム「The Documentary」に収録のJAGGLAの曲「No Love」も好きだけど、今回紹介した2曲はそれ以上に刺さった。

 

 

また時間を見つけてブログを更新したいと思う。

 

このブログを読んでくれている人がいたらまた次回のブログも楽しみにしていてほしい。

 

ではまた。

 

 

MASS-HOLE / 「PAReDE」

 

こんにちは。

 

連日、ニュースは新型コロナウイルスの関連情報で持ち切り。

感染者数、重症者数、死亡者数、感染症に関する法改正などの報道。

国民の恐怖心を煽る、そして、国民の動きを厳しく取り締まる、そこに罰金も設ける…

様々な陰謀論も飛び交い、誰かの利権のため”意図的にばらまかれたウイルス”など、本当にあり得そうな噂も様々。

 

たくさんの情報に翻弄されそうになるけれど、情報過多だからこそ、自分の芯を強くもって、常に自分自身を強く保つことが重要だと思う。

こんなご時世だからこそ特に。

 

いわば「Stay Strong」。

これがどんな時代でも、どんな環境でも重要なことだと思う。

 

今日はそんなStrong StyleをHipHopという形で提示しているMC/TrackMakerの

MASS-HOLEの1st Album 「PAReDE」を紹介する。

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「PAReDE」/ MASS-HOLE



MASS-HOLEは長野県松本市Hood。「MEDULLA」の一員であり、麒麟とのユニット「KINGPINZ」としても活動。また、DJ BLACKASS名義としても活動している。

 数々のRapperにTrack提供しているが、そのどれもHard、そしてChill。

ハズレなしの音ばかりだ。

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MASS-HOLE

長野県といえば、オレの地元新潟県と同じく、”雪国”である。

そんな豪雪、極寒地帯から生み出された作品だからか、MASS-HOLEの作品は雪景色にばっちりハマる作品が多いように感じる。

特に今回紹介する「PAReDE」はドカ雪の景色にハマりすぎる。

ドカ雪に負けない4輪駆動車のような強度。吹雪に負けない鉄骨のような強度。

PAReDE」はそんなAlbum。

Albumを聴き終えると、まるで自分が強くなったかのように錯覚する。

 

 

そんなAlbumで特に好きな曲を今日は紹介する。

 

〇「tag

3曲目に収録。

ハードなTrackにハードなRap。ガチ黒。オカマ野郎ばかりのヒヨったHipHopシーンへの宣戦布告といった感じ。特に好きなラインが「マジ9割がダサい 1割がダチ」。

MASS-HOLE自身が認めるもの以外はHipHopじゃないと言わんばかりの曲だ。

 

〇「smooth criminal

7曲目に収録。

オレのMusicは死なない むしろPopをめった刺すBoogie」がオレの中ではパンチラインHipHopの解釈はリスナーもプレイヤーもそれぞれだが、この曲でもMASS-HOLE自身が認めるもの以外はHipHopじゃないという信念が感じ取れる。

 

〇「brother's keeper feat. 仙人掌

11曲目に収録。

MASS-HOLEの言う1割のダチのうちの1人”仙人掌”が客演。

これぞDog Music。これぞMen's World。

かつてMICROPHONE PAGERが当時のHipHopシーンにぶちかましたかのようなStrong Styleを感じる。

 

〇「authentic city feat. yuksta-ill

13曲目に収録。

ここでも1割のダチのうちの1人が客演。YUKSTA-ILL

Soldier Music。Yes sir!と言いたくなるような曲。

YUKSTA-ILLというSpittaのたたきこんでくるようなRapがたまらない。

 

〇「dlop

14曲目に収録。GRADIS NICEのTrackにCHIYORIがChorusで参加。

雪道のCruseにハマり過ぎる。

Cruseと言ったら、浜辺というイメージが強いかもしれないが、この曲が一番合うのは雪の景色と言っても過言でもない。

 

〇「we all

15曲目に収録。このAlbumで一番好き。

ONE-LAWのTrackも最高。MASS-HOLEのRapもベストマッチ。

人は弱い だが知ることは強い

Rapperならダサくなる前に射殺

ダチとは吸いたい 女とは飲みたい

このラインは最高。こんなこと言ってみたい。まるで映画のセリフのようなラインだ。

 

 

以上、さっと好きな曲を紹介したが、1枚全部聴き終えると、まるで良質な映画1本を観終えた後の感覚に近いものを感じることができる。

そして、前述した通り、まるで自分が強くなったかのように錯覚してしまう。

 

発売から約6年が経過するが、毎年冬になると聴いてしまう。

時が経っても廃れないAlbum。それが「PAReDE」。

10年後も聴いている自分が想像できる。

 

最後に、そんなMASS-HOLEが来る2月27日にNew Album「ze belle」をDropする。

先行でISSUGIとの「82dogs」が配信されているが、既にヤバい臭いがプンプンする。

82年式の方々は本当にセンスの塊だ。

 

f:id:hiphophajinseinokyoukun:20210125142833p:plain

「ze belle」/ MASS-HOLE

youtu.be

 

是非New Album、そして「PAReDE」を皆さんにもチェックしてほしい。

本物のHipHopを体感するのならMASS-HOLEを聴くことが間違いない。

 

PAReDE

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  • MASS-HOLE
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1833

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Ze Belle

Ze Belle

  • MASS-HOLE
  • ヒップホップ/ラップ

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STICKY

 

こんばんは。

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大、そして、先日の大雪。

2021年明けてからバッドなニュースが目立つ。

 

加えて、今年に入り1番バッドなニュースが先日飛び込んできた。

「STICKY死去」

かなり衝撃だった。

 

このブログでも過去にSTICKYの曲を紹介したことがある。

それくらい、STICKYが好きだし、STICKYの曲に何度も励まされてきた。

それ故、かなりショックが大きい。

 

これから新曲が聴けないと思うと本当に悲しい。

 

それでも、今までのSTICKYの曲はこれからも聴くことができる。

 

STICKYの曲は本当にHipHopを知らない人が聴いても共感できることが多いと思う。

もっとたくさんの人にSTICKYの存在を知って、STICKYの曲を聴いてほしい。

 

だから、改めて今回のブログでSTICKYの曲、STICKYが関わっている曲を紹介したいと思う。

 

「No One But Us」/ SEEDA feat. MoNDoH,SQUASH SQUAD,S.L.A.C.K.,STICKY,HORI,AKLO,NIPPS,H.TEFLON

youtu.be

豪華メンバーによる曲。

この曲でもSTICKYのバースは冴えている。存在感抜群。

 

「オレの不幸楽しんでくれ 言える?オレを目の前にして 笑ってくれ 笑ってくれ それをネタにラップするオレ」

 

すごくSTICKYらしい。他のどのメンバーにも負けないくらい個性丸出しで最高だと思う。

 

 

「シタからウエ」/ STICKY

youtu.be

Southside Story」より。

ブチ上げ曲。何回も聴いた。そして、何回も励まされた。

 

「昨日よりも今日 今日よりも明日 苦労かけるけど オレの手にもCash」

「家買って高級車乗って 胸張って出れんだよ人前」

「こんな時代さ期待などしない 暗いニュース連日だが現実 社会のルール 無駄ははぶく また一歩近づく 夢は叶う」

「下からでも上からでも やることは一緒 違いはスタート 悔しいけどこの今を 受け入れ戦う ここは戦場」

「遠回りして前に進む 後悔して傷を増やす 経験で生きる 無くなった若さ いつまでもつのかこの体」

「嫌なことがあったって それを活かして進むだけ まだ見ぬ明日へ向かって 希望だけはまだ捨てたくねえ」

 

パンチラインの応酬。

こんなにシンプルに人の気持ちを揺さぶるラップなんて簡単にできないと思う。

 

 

「Loyalty Check」/ STICKY

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「シタからウエ」と同じく、この曲にも何度も励まされた。

 

「壁は全ててめえの選択 その先には道が続くはず」

「毎朝布団から出れねえ 昨日も仕事夜遅くまで サービス残業くそったれ 休みもなくて文句ばかり出る」

「給料が安くても その代わりに何かゲット 下積みも必要 人としての成長」

「壁乗り越えてもまた壁 これがオレの人生」

 

オレみたいな一般人でも共感できるリリック。

そして、真っ直ぐじゃないけど、STICKYらしい前向きさ。

これがSTICKY節だ。

 

 

「ORENGE」/ JJJ feat. STICKY

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JJJへの客演曲。地元の後輩をHook UpするSTICKY。

STUTSのメロディアスなトラックにのるSTICKY。

 

「起き上がるのは転ぶから 良くなれるのは学ぶから 傷が増えたのはバカだから オレのHood川中島だ」

最高なリリック。

 

 

 

 

これからもSTICKYの曲を聴き続けるは変わらない。

 

 

最後に、A-THUG氏が素晴らしいお話をしているので聞いてほしい。

youtu.be

ここにSTICKYファンの全てが代弁され集約されていると思う。

 

 

今回の記事で紹介しきれなかった名曲もたくさんある。

 

このブログをきっかけにSTICKYを知ってくれた人がいたら、是非自分でDigしてSTICKYの素晴らしさを感じてほしい。

 

 

心よりご冥福をお祈りするとともに、これからもSTICKYの曲を励みにさせてもらいます。

 

 

DJ BEERT & Jazadocument / Take 1 feat. KOJOE & T2K a.k.a. Mr.Tee

 

明けましておめでとうございます。

 

2021年初投稿。

昨年のクリスマスに投稿して以降久々の更新。

 

年末年始はゆっくりする間もなく過ぎ去った。

「師走と正月は年に1度の特別な日」なんて言う人もいるけど、私にとってはそんなことは関係ない。師走も正月も関係なく、年中仕事三昧だ。

というか師走も正月も含めて365日毎日が年に1度でしょ?って思う。加えて、毎日特別な日だと思って生きていた方がいいんじゃないかと最近思う。

日々多忙過ぎて嫌になることもあるけれど、多忙なおかげでそんな風に思えている気もする。

うん。

 

 

 

 

さて、曲紹介に移ろう。

 

新年1発目に紹介する曲は

「Take 1 feat. KOJOE & T2K a.k.a. Mr.Tee」/ DJ BEERT & Jazadocument

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2014年発売の DJ BEERTJazadocumentのジョイントアルバム「The Documentary」に収録。

DJ BEERTは他にもトラックメイカーとのジョイントアルバムがリリースされている。どれも客演選定が素晴らしく、BEERTは個人的にドツボである。

そして、北海道出身のトラックメイカー&ラッパーであるJazadocumentも個人的にドツボなトラックを作っている。

そんな2人がタッグを組んでしまったもんだから最強だ。

全12曲、客演陣含め、そしてSkitにおいてもハズレなしのアルバムだ。

 

そんなアルバムのOutro前の最後のシメを飾る曲が「Take 1」。

この曲はKOJOET2Kという意外な組み合わせ。

なんだけど、実際かなりマッチしていると思う。

 

そして、この曲のT2Kのリリックがあまりにも素晴らしすぎる。

めちゃくちゃシンプルで、極論とも言えるリリック内容。

それがこれだ。

↓↓↓↓↓↓

 

 やりたきゃやれ やめたけりゃやめろ 黙ってんなよ人生は1度

思ったように好きにやるんだ 痛い目見るのは自分自身だ

誰にどう思われてもいい 自分がどうしたいか どうありたいか

ただそれだけ 難しくないはず 今死ねば絶対後悔する

 

 

最高過ぎる。

当たり前のこと言ってるようだけど、当たり前にT2Kが歌っていることを実践できている人はかなり少ないはず。

オレも実際こんな風にシンプルに考えて生きているとは言えない。

でも本来人生はこれくらいシンプルなものであっていいはず。

そうでなければ、自分が自分で生まれてきた意味がないし、奇跡とも言える人生というチャンスを与えてもらったことを無駄にすることになる。

 

何故、自分の気持ちに正直に、シンプルに生きれないか?

それは性格の問題もあるかもしれないけれど、きっと他人の目を気にしてしまうということが一番大きな理由だと思う。

皆誰かに認められたい。その気持ちがあることは人間として普通だと思うけれど、オレ含め、かなり多くの人は自分が自分を認める以前に、他人に認めてもらうということを意識しすぎている気がする。

そんな風に生きてしまうと、自分の人生が自分の人生ではなくなってしまう。

 

そもそも自分が自分を認めないうちは、他人のことを心底認めることもできないはず。

 

まさしくタイトル通り、人生は1度。

そんな貴重な人生というチャンスを、自分が納得のいく方向にすすめていくのか、それとも他人の納得いく方向で自分のことを無理に納得させるのか?この2択はどちらが楽しいと思えるのか?

 

答えは非常に簡単な気がする。

 

今年はオレ自身、よりシンプルに生きて、自分のことを大事にしていきたい。

この曲を聴いてそう思った。

 

このブログの読者の方でも、新年を迎えて、大きな抱負を持っている方に、是非年の初めのうちに聴いて活気づいてもらいたい。

 

冒頭でも書いた内容とも被るけれど、明日死ぬと考えれば、毎日特別だと思っていて間違いないと思う。そんな風に考えた方が、本当に自分がやりたいことに、進みたい方向に邁進していけるんんじゃないかと思う。

 

T2Kさん、ありがとう。いつ聴いても本当に最高。

そして、少ない読者の皆さんも本当にありがとう。

今年も自分のペースで、自分の好きな曲を紹介するので、今後ともブログをよろしくお願いします。