こんばんは。
今日はクリスマスイヴ。
先ほど娘たちのプレゼントをセッティングした。
娘が「サンタさんが頑張ってプレゼントを運んでくれるから、うちで休憩できるように」と言って、クリスマスツリーの前にクッキーとミルクを用意していた。
あまりの純粋さに心が打たれた。
大人になると損得気にしたり、自己中心的になったり、純粋とかけ離れた感情が強くなる。そんな感情があるからこそ、日々が苦しくなる。オレも少なからずそんな感情を持ちながら日々生きている。
そう思うと子供の純粋さってマジで素晴らしい。
純粋に目の前のことに取り組んだり、夢を追いかけたり。
今日はそんな純粋に夢を追いかける気持ちがリリックにぶち込まれている曲を紹介する。
DREAM feat. BES / 三島
結構前の曲。
2013発売のアルバム「ナイモノイリ」に収録。
この曲で三島というラッパーを知り、そして、この曲を大好きになった。
アルバムには、他にも「すぐいる?」(ド変態SHIT) や、「提灯(GATTEM MIX)」、「銀舎利」などいぶし銀バチバチの良曲が揃っているが、オレとしては「DREAM feat. BES」がダントツで良曲だと思う。
トラックはJJJ。疾走感あるトラックの上で、三島、そして、BESがぶちかましている。
めちゃくちゃポジティブソング。
特にこの曲は三島のバースに名言とも言えるパンチラインが多数ある。
この曲だけで、”名言集”的な自己啓発書丸々1冊分くらいの内容が詰め込まれている。
三島のバースのほぼ全バースがその名言にあたるが、その中でも特に好きなラインを抜粋して紹介していく。
(三島バース1)
「描いちゃ破れる様々なDream その繰り返しだけどまだまだだぜEmpty 楽じゃないことは百も承知さSuccess キリはないがオレら力ならあるぜ」
「七つ転んだって八つ起きりゃいい 何通りもの明日をイマジン」
「危ない橋の一本渡れないようじゃでかいCashは遠のく一方 前に出る今日より明日 しかしDead line超えりゃ2Pac、Notorious」
「何度も飲んだぜここまで泥水 それでもStay Dream No Reason」
読んでもらえばわかる通り、”男ならあきらめんな”ってことをこんなにもわかりやすく前向きに教えてくれている。しかもそこにHip Hop的表現も交えているのが素晴らしい。
(BESバース)
「誰もが最初はヨチヨチ歩き 色んなものに興味 それに対する気持ち 思い描く夢はでかく小さくもある 一つの幸せ追い求める日々」
「財産はある 価値観とFeelin'」
さすがBESとしか言えない。客演時のBESは、ソロ時を超えるパンチラインをたたきこんでいることがよくあると思う。個人的にはSHIZOOの「たしかに」のバースに並ぶレベル。
(三島バース2)
「現実ってやつはいつも手におえない でも受け入れなきゃ最後まで夢は追えない」
「ぼやぼやしていたら置いていかれるNew Day 生きているうちはせず死んでから休憩 チャンス来る時まで備えは入念 脱げないようにきつく結ぶシューレース」
「弱音吐いたところで何も変わらない 歯喰いしばらなきゃ光は射さない」
「いくになっても生きれりゃいい 残りの人生今日が一番若い 失敗してもしなくていいぜ心配 傷一つないやつなんざいないさ」
最高過ぎる。”人生はたった1回、失敗を恐れるより行動あるのみ”ということをかみ砕いて、しかもわかりやすくカッコ良く教えてくれている。
この曲を聴く度に”自分のやりたいと思ったことに素直になろう”と思える。
やや古めの曲で今の流行とは違う感じかもしれないけど、結果的にリリックで聴ける曲は何年も聴くことができてしまう。
この曲は純粋に夢を追うことの重要性を気づかせてくれる。
時々ネガティブになって過去を振り返ったり、悔やんだりすることがあるけれど、人には時間がつきもので、人生はたった1回。死んだらやり直し不可。
そう思うと自分のやりたいことや興味、好奇心にまっしぐらになって生きたほうが、人生という時間を悔いなく使うことができる。
後ろばかり振り返って歩けば前方にあるリスクとチャンスに気づくことができないし、後ろ歩きをしても同じくそうだろう。
やっぱり前見てないと。人生1回だからリスクを受け入れて、その先のチャンスをモノにしないと。
久々にこの曲を思い出すことができて、そして聴くことができて良かった。
娘の純粋な行いのおかげで思い出すことができた。
また辛くなった時、迷った時はこの曲を聴いて日々を乗り越えていこうと思う。
聴いたことがない人は是非聴いてほしい。
明日の朝、娘たちが喜ぶ顔を思い浮かべながら眠りにつこうと思う。
グッドナイト。