今日は、
何ひとつうしなわず / BRON-K を紹介。
この曲は日本のHipHopのクラシック中のクラシック。
2008年発売のアルバム「奇妙頂来相模富士」に収録。
当時、NORIKIYOが世に名を知らしめ、SD JUNKSTAの知名度が全国的に爆上がり
していた頃だったと記憶している。
そのSD JUNKSTAのメンバーでもあったBRON-K。
独特のラップやフローに、当時は鮮烈なイメージを与えられた。
それまでの日本のHipHopにはないオリジナリティの強さのインパクトがとにかく強かった。
地元にLIVEに来ていた時も、音源で聴いたままの感じだったことに更にすごさを感じたことが印象に残っている。
そんなBRON-Kの「何ひとつうしなわず」だが、最近改めて聴いたら、当時20代だった頃に聴いていた時よりも、リリックが深く入ってきてしまった。
曲の冒頭から
「自分の大切さをものに優先順位をつけるとしたら悩むっしょ?」
といきなり投げかける形の内容。この投げかけはかなり深い。
人それぞれだと思うけど、まずそんなことを考えながら聴き始めてしまう。
あとは、1:57~1:59くらいのバースで
「ロンリーボーイ Talkin about you 昔懐かしいが 全て飲み干しな
次の計画を聞いてんだ 今は未来に乾杯してーのさ」
がすごく刺さるというか、染みるというか、とにかく今の自分にとってはベストマッチなバースだった。
他にもすごく心に入り込んでくる内容が多い。
内容的に老若問わず聴けると思う。ただ、女よりも男に聴いてほしいと思う。
家族や仕事、金のことや今後の展望、色々背負っていると色々ある。
そんな人に、リリックにもあるように、ソファーにずっしりブラント(じゃなくても普通のタバコでもいいから)ふかして聴いてもらいたい。
そんなこんなで、とにかく聴けばこの深みがわかると思う。ぐっとくるはず。